校長より

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 本校は、北西に榛名山を望み、南に県都前橋市や高崎市街地を眺望できる静かな環境にあります。平成11年二葉養護学校高等部が分離独立して設置され、平成12年4月1日に開校しました。全国で3番目に開校した肢体不自由を主障害とする高等部単独の特別支援学校です。

 今年度(令和6年度)の生徒数は37名で、障害の重度・重複化、多様化に対応した教育課程を設定し、個別の総合教育計画を基に個々に応じた指導・支援に努めています。通学が困難な生徒には訪問教育を実施し、教員が、さわらび医療福祉センターや家庭に出向いて授業を行います。

 また、平成16年度から看護師による医療的ケアが開始され、現在は、隣接する群馬整肢療護園から常時4名の看護師が派遣され、その助言のもと、教員と看護師が連携して医療的ケアを実施するなど、安心、安全な学校づくりを進めています。

 寄宿舎も併設されており、遠距離生徒の通学保障だけではなく、社会性や自立する態度や力の育成等の役割も果しています。隣接する二葉特別支援学校の小・中学部生と本校の生徒が、年齢を超えて仲良く楽しく集団生活を送っています。

 障害のある本校の生徒が、自立して充実した生活を実現していくには、教育、医療、福祉、労働等、多くの関係者・支援者並びに地域との連携協力が不可欠です。今後とも、本校の教育に対しまして、県民の皆様をはじめ関係各位のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

校 長  藤田 佳子